7月28日〜31日 JMT出発準備-アメリカ再入国-
現在妻と世界旅行中のスガ家の旦那です。
4月のキャンピングカーでアメリカ横断に始まり、メキシコ生活、カナダでカヌー旅、ヨーロッパでのTMB登山を経てアメリカに帰って来ました。
メインブログは妻が頑張っていたのでサボり気味なんですがJMT期間中は記録として結構メモしていたので旦那目線でも記事を上げていきたいと思います。
8月、僕らはJohn Muir Trailをスルーハイク(全行程を歩く)する事になっていた。
妻(桃)が日本出国前からロングトレイルを歩いてみたいと話していたのでせっかくなら挑戦してみようと決まったのだ。
John Muir Trailとはアメリカのロングトレイルで、カリフォルニア州内を、ヨセミテ峡谷(ヨセミテ国立公園)からマウント・ホイットニーまで、340キロメートルにわたって縦走する。トレイルの大部分はパシフィック・クレスト・トレイルの一部になっている。アメリカにおける「自然保護の父」と呼ばれるナチュラリスト、ジョン・ミューアにちなんで命名されている。との事。ウィキペディア参照。
ちなみにパシフィック・クレスト・トレイルはメキシコからカナダまでを縦に縦断する狂ったルートです。
日本でもアウトドア、登山ブームなので聞いた事のある人もいると思う。
映画の影響で本国でも人気が出ているらしい。桃も映画を見て存在を知ったらしい。
PCTを歩くこの映画とか
JMTはこの映画
自分もなんとなく聞いた事はあったがあまり知らなかったので検索してみたりして、大変さはさておき毎日キャンプなんか楽しそうだと思ってOKした次第である。
近年パーミットの取得が困難になっているらしく、正規のスタート地点と言われている、ハッピーアイル(ヨセミテ)からの出発は当選率3パーセントの狭き門らしい。
軽い気持ちで応募してみたが、ハッピーアイルからの出発には当たらなかったが、近くのグレイシャーポイントからの出発に当選してしまった。
当たったからには行くしかない。
これに合わせて夏にアメリカに戻ってくる旅程を組んだのだ。
日本でもたまに登山はしていたが、日帰りか一泊程度の登山。
登山よりもキャンプが好き。20代の時よりも大幅に体重増加中、
15年以上の飲酒、喫煙で不摂生の塊のような自分が果たして歩けるのか?
3週間以上に及ぶトレイルとキャンプ暮らしの記録になります。
7月28日
イギリスのマンチェスターからサンフランシスコへ。
アメリカへは二度目の入国、前回入国時色々聞かれたが今回は全く聞かれなかった。
ハイキングをするよ。と言ったがそのまま特に突っ込まれずにスルーされた。
時期的にハイキング客が多いからかヨーロッパでいい感じに日焼けしてハイキング感が出ていたからか。問題なく再入国出来たのでヨシとしよう。
前回来た時にダウンタウンへの行き方は分かっているので、電車に乗りダウンタウンへ。パウエル通りへ帰って来た。
この雑多として色々な匂いが混じっている感じがサンフランシスコの思い出だ。いい匂いではない。
とりあえず宿へ移動、桃が予約してくれたホテルはいい感じにリノベーションされたかっこいいホテルだった。エレベーターの古さもいい意味でボロくてカッコよかった。
初日は荷物を置き、近所のスーパーで夕食の買い物をして移動の疲れもあったのでさっさとベットに入った。
7月29日
今日は朝から買い出しと準備。
JMTは3週間以上の期間トレイルに行くので、途中買い出しも出来ない箇所もある。
先に補給物資を送っておき指定の場所でリサプライ(補給)する必要があるのだ。
近所のTrader Joe'sやダイソーに行って行動食などを買い、REI(アメリカの大手アウトドアショップ)に行ってベアキャニスターやフリーズドライ、他にも必要な物を買い足す。
リサプライ用品を送る為には5ガロンバケツというバケツが必要なのだが、中々見つからない。桃が色々聞き回ってくれてようやく発見。
朝からあっちに行ったりこっちに行ったりして無事リサプライの発送準備と、必要な物とトレイル中不要な物を発送する荷物の準備が整った。
リサプライは大体の人が二ヶ所くらいに送るのだが、自分達の場合途中街に降りる予定もあるので一ヶ所だけにした。もちろん行程的に余裕が無かったり、俺は街なんて降りないぜ!って人は送っておいた方がいいと思う。
近所のポストオフィスに行き発送。無事届きますように。。
発送前にホテルの前で少し立っていたら薬物中毒っぽい黒人に絡まれて、このリサプライ用バケツの上に座られた。桃が心底嫌そうで泣きそうになっていたが座んな!と怒って追い払っていた。強いな。
ベアキャニスターにもパズルの様に1週間分の食料と行動食をどうにか詰め込む。
入らないよーと嘆いていたら桃が詰めたら入った。流石雑貨屋の娘。
今までで一番重くなったザック。20キロくらい。。
7月30日
朝から不要な荷物を持ってFedexへ。
パソコンや衣類で不要な物はトレイルが終わった後に泊まるホステルに送っておく。
無料で荷物を預かっといてくれるホステルがあって助かった。
Fedexは荷物を梱包してくれるので助かったが思った以上にデカいダンボールになってしまった。これも無事届きます様に。。
昼にはサンフランシスコを離れ、ヨセミテの手前のマーセドという街へ移動。
ここで最終的な準備と休養をしようとなった。
アムトラックで移動。
予定通り出発。
車内でも桃は色々見返していた。
自分はのんびりしている。なんて頼りになる妻でしょう。