スガ家の旦那

2019年4月から夫婦で世界放浪旅してます

JMT-Day13-14

8月14日 day13 ベアクリーク〜パイウートキャニオン

 

6時半起床。

珍しく自分の方が先にテントから出る。

さっさと焚き火に火をつけ、バーナーで朝のコーヒー用のお湯を沸かす。

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落ちている薪は大体カラカラなので気持ちいいくらい一瞬で火が付く。

桃も起きてきたので、朝食。

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今日はマッシュポテト。お湯を入れるだけで大量に出来る。オートミールよりこっちが好きかな。

腹に溜まる感じもする。

 

朝から蚊が多い。

いまいち蚊のいる場所いない場所が分からない。

キャンプ地を決めるのに迷うのだ。

 

蚊も嫌だし、なるべく進まなければならないのでさっさと撤収。

 

8時半スタート。

最初からパス越えの予定なので、午前中はずっと登りだ。今日もまだまだザックが重く感じる。

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朝一は涼しいので登りやすい。

10時くらいになると暑く感じてくる。

ジメッとはしてないので日陰に入ると少しは楽。

今日も快晴の中、ジリジリと高度を上げる。

もう少しスピードを出したいが、平均以下の体力では無理だ。時間をかけるしかない。

 

11時頃パス直下のマリーレイクに到着。

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しばし休憩。寝てしまいそうな陽気だ。

どこからか歌っている人の声が聞こえる。笑

 

さっさとパスは超えとこうと休憩もそこそこに出発。パスまでは短くすぐトップに着いた。

今日は偽パスが無かったな。

頂上をあまり楽しまない2人はさっさと下りに入る。

下り始めるとすぐに湖。ハートレイクだ。

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ハートの形をしているらしいが、角度的には分からなかった。ハートレイクに繋がる小川の中で魚が優雅に泳いでいる…

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ハートレイクサイドで休憩。さっきしたばっかりだが上で休憩してないのでいいのだ。

昨日会った、ヨシュアカップルが降りてきた。

昨日どこにステイしたのか聞いたらマリーレイクだという。あそこからマリーレイクまで登ったとは…

今日はミューアトレイルランチにフリーフードを漁りに行って、近くのホットスプリングを目指すと言っていた。いいプランだと思う。

同じ工程で旅をしてるはずなのに何故か余裕を感じるんだよなぁ。

 

僕らは物資はまだ充分だし、遅れを取り戻さ無ければならないのでミューアトレイルランチには寄らない事にした。

またどこかで!と言って颯爽と下っていった。

 

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少し遅れて僕らも出発。

少し進むとサリイキーズレイクスとゆう湖が現れた。ここの湖畔の雰囲気は最高だった。

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ここでステイできたらいいのにねー。と話しながら、先に進む。

ここからしばらくはほぼフラットな道だった。

午後になり太陽のパワーが増している。暑さが襲ってくる…。

 

汗だくになりながらミューアトレイルランチとの分岐に来た。ここからリサプライの人は少しルートを外れるが、僕らも行かないと決めたのにフリーボックス覗きに行く?とかまた余計な相談をしていた。

重くなっても辛いし、遠回りになるので、行かない英断。

 

ここからは、長めのスイッチバックをずっと下った。眺めはいいが遮るものが何もないので、直射日光の中ひたすら下る。登ってくる人も辛そうだった。

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暑さはピークだし、しばらく水場が無いので、辛い気持ちを押し殺し歩き続ける。

幸いなのはスイッチバックを降りきるとほぼフラットだった。少しの上がったり下ったりを繰り返し、もう水が切れるって所でようやく川に着いた。

 

希望としてはもう少し進みたかったが、2人でこの辺で今日はゴールにしようと決めた。

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川沿いにいいサイトを発見。

蚊が多そうだなーと最初は思ったが、しばらくしてもほぼ寄ってこない。何故だ。

日本に帰ったら蚊の習性を調べよう…

 

まだ日も出ていたので、急いで川に頭を突っ込んで、クールダウン。そのまま身体を拭いた。

だいぶサッパリして気持ちもいいので洗濯もした。

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とはいえ、洗剤は使えないので水で押し洗いするくらいだが。

日が落ちる前に色々済ませ。食事。

今日もフリーズドライだか、中々美味しかった。

食後、鹿が近くに現れた。

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こちらを気にするそぶりも無く自由にウロウロして去っていった。

 

明日頑張れれば遅れを取り戻せるかもしれない。

たくさん歩いてヘロヘロなのでさっさとテントに入る。

明日もずっと登りの予定。頑張ろう…。

 

8月15日 day14 パイアートキャニオン〜エボリューションレイク手前

 

6時半起床

そこまで寒くなかったのでよく眠れた。

標高なのか場所なのか寒さの基準もよく分からない。毎日寒さで起きる以外は良く眠れている。

蚊も少ないサイトなので朝から気持ち良く過ごせる。

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朝食はインスタントラーメン。

 

いいサイトで名残惜しいがさっさと撤収。

毎日朝の撤収作業ですでに疲れている。

 

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8時半出発。

起きてからやはり2時間かかる。

朝から焚き火もして暖を取るのでのんびりしてしまう。

 

昨日、気づけばJMTの半分地点を通り過ぎていたらしい。もう半分なようなやっと半分なような。

これからが本番な気がする。

 

昨日からキングスキャニオン国立公園の中に入っている。動物用の柵がトレイルの途中に増えてきた。

朝から川沿いの渓谷って感じの道を歩く。

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今日も鹿がウロウロしている。

少しずつ高度を上げているような上がっていないような状態。

今日はずっと少しずつ上がる予定だが、フラットに進み、ちょっと登る。これをずっと繰り返す。

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渓谷を抜け、森を抜け、ひたすら少しずつ高度を上げていたが、スイッチバックに到着した。

この時点でだいぶ暑くなってきていた。

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景色も白い岩山や森がとても綺麗だが、それにしても暑さにやられる。

桃はだいぶ辛そうだ。暑さは苦手なのだ。

小休止の度に行動食を食べている。

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ゆっくりスイッチバックを登りきって200メートル程標高を上げたが今日はまだ上がる予定だ。

 

休憩したばかりなのに渡渉ポイントが出てきた。

皆そこで休憩している。もう少しここまで進んで休憩すれば良かったと思ったが、しょうがない。

さっさと履き替えて渡る。

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見た目は簡単そうだったが、思ったよりも流れが強かった。問題なくクリア。

先を急ぐ。

午後になり日差しは容赦なく降り注ぐが、ずっと川沿いを少しずつ高度を上げる道を進む。

 

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向こう側には、白い岩山と川との景色が広がり、まさにアメリカのロングトレイルって感じだ。

 

桃は相変わらず辛そうにしている。

今日は自分が先行しているが、ちょこちょこ日陰で休憩を取る。

ジリジリと高度を上げた結果3000メートルを超えてきた。それでもまだまだ森の中だが。

夕方近くになり、頑張れば目的地のレボリューションレイクまで行けそうでもあったが、最後の急登があるし、ここで今日はストップにした。

 

それでもレボリューションレイク前の急登を途中まで登ったサイトだ。上出来としよう。

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大きな岩棚の上にある開けたサイトで、水場は少し遠いがテントは張りやすい。

標高が1000フィートを超えているので焚き火は出来ないが、日没ギリギリまで日が当たるので寒くはなかった。むしろまだ暑い。日が落ちるとぐっと冷え込むのかどうなのか…

夕食はフリーフードから拝借したパスタ。

はやりマウンテンハウスは美味い。

 

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周りを素晴らしい山に囲まれて展望のいい場所だが、涼しくなると蚊が出てきた。

さっさとテントに避難。

明日はミューアパス越えの予定だ。

無事越えれますように。